思春期ケア
思春期ケア

思春期外来は、小学生の高学年から中学生、高校生といった思春期のあなたが、自分の「心」と「体」に関する悩みを相談できる外来です。
この時期は、身体の成長やホルモンの大きな変化を経験するだけでなく、気持ちや考え方、人間関係、学校生活などさまざまなことが変化しやすい時期です。「わたしの体の変化は異常じゃないかな?」「わたしの体はお友達となんだか違うみたい。」「ニキビがなかなか治らない。」「どうしてこんな気持ちになるんだろう?」「なんでつらいのかよくわからないけどしんどい」──そんな体の変化や気持ちを抱えることも、実はとても自然なことです。
思春期外来は、そんなあなたの「なんだか気になる」「ちょっと話したい」に寄り添い、一緒に考える場所です。もし少しでも心や体のことで気になることがあったら、どうぞ遠慮なく受診してください。
思春期は、第2次性徴を迎える時期です。女の子であれば胸のふくらみや陰毛・腋毛の変化、生理の開始や肌荒れ・ニキビなど大きなホルモン変化による体の変化を感じる時期です。また月経不順や月経痛、体の変化の悩みなど、大人であれば一度は抱いたことのある悩みに、初めて向き合うとてもデリケートな時期です。
また感受性が豊かで、ささいなことでも気持ちが揺れやすい時期です。たとえば、学校生活でのストレス、人との関係がうまくいかない悩み、家庭での心配ごと、将来のことを考えたときの不安、自分自身の変化に戸惑う気持ちなど、たくさんの要素が重なって、心や体に不調があらわれることがあります。
「生理がつらい」「ずっと出血が止まらない」「生理のために学校を休んでしまう」「もうすぐ受験だけど生理がつらいのが不安」「修学旅行と生理が重なりそうで心配」「朝がつらくて起きられない」「食欲がない」「なんだかずっと不安」「周りと話すのが怖い」「すぐイライラしてしまう」など様々な悩みや心や体の症状があらわれることがあります。
これらの症状は、自分でも理由がわからなかったり、誰にも言えなかったりすることがあるかもしれません。でも、相談してみることでつらい症状がなくなったり、心配ごとがなくなったりすることも多いのです。また毎日の生活に影響が出るほどつらいなら、それは決して放っておいてよいものではありません。「気のせいかな」「自分が弱いだけかな」と思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。あなたの体や心が、「今つらいよ」「助けてほしい」と伝えている大切なサインなのです。もちろん何かの病気のサインかもしれません。
だからこそ、ひとりで抱え込まずに、誰かに相談することがとても大切です。
女性医師と女性スタッフによる丁寧な診察であなたのちからになります。
思春期外来では、まずあなたのお話をじっくり聞くことから始まります。どんなことに困っているのか、どうしてつらいのか、一緒に整理しながら、あなたにとって一番安心できる方法を一緒に考えていきます。必要に応じて、以下のような検査を行うこともあります。
これらを通じて、あなたの心と体の状態をより深く理解し、最も適したサポート方法を見つけていきます。
治療は人によってさまざまです。まずは生活リズムを整えることや、考え方のクセ、気持ちの整理をお手伝いするカウンセリングから始めることが多いです。
月経に伴うつらい症状に対しては、西洋薬や漢方などで幅広く対応します。
生活習慣を整えるだけでも生理のつらい症状を軽くすることが可能です。たとえば、毎朝の起床時間を一定にしたり、運動や冷え対策などです。
生活を困難にしている症状については必要に応じてお薬を使うこともありますが、無理にすすめることはありません。学校に行く前の準備の工夫、気分が落ち込んだときの対処法なども一緒に考えます。
たとえば、「起立性調節障害(OD)」や「過敏性腸症候群(IBS)」などの思春期の心と体の不調に漢方薬が効果を発揮することもあります。
「摂食障害」では、体重や栄養の状態をチェックしながら、食べ方や体のイメージに対する気持ちを少しずつ整理していきます。必要に応じて、栄養士や心理士と連携することもあります。
「不登校」や「発達障害」などは、原因も対応方法もさまざまです。学校との連携、家庭でのサポート方法、通所支援などの利用など、その人に合った方法を一緒にみつけていきます。
どの治療も、「無理なく、自分らしく過ごせるように」という気持ちを大切にしています。つらさを抱え込まずに、安心してご相談ください。
思春期は、あなたにとってとても大切で、でもとても不安定になりやすい時期です。だからこそ、心や体が苦しくなったときに「助けて」と言えることが大切です。
思春期外来は、そんなあなたの味方です。今抱えているモヤモヤやしんどさ、誰かに話してみませんか?
私たちは、あなたの気持ちを大切に受け止め、安心して話せる場所を用意しています。
どんな小さなことでも大丈夫。「ちょっと気になる」くらいの気持ちでもかまいません。
あなたの心と体が、少しでも軽くなるように。
私たちはいつでも、あなたを待っています。
TOP